「ホームページは作ったけど、集客につながっていない気がする」——そんな声を、熊本・九州の事業者さんからよく耳にします。
2026年、ウェブの世界は静かに、でも確実に変わっています。AIを使ったデザイン制作、スマホ前提の設計、Googleの評価基準の更新……どれも「知らなかった」では済まない変化です。
でも安心してください。対策は複雑じゃない。6つのポイントを順番に見ていけば、今のサイトで何をすればいいかが見えてきます。
ポイント1:AIデザインの波に乗る——「それっぽいサイト」で差がつく時代は終わった

2026年現在、AIを使ったデザインツール(FigmaのAI機能、Adobe Fireflyなど)の普及で、「見た目がきれいなサイト」を作るハードルは大きく下がりました。裏を返せば、「見た目だけきれい」なサイトは珍しくなくなった、ということでもあります。
熊本市南区でリフォーム業を営むEさんは、AI生成の素材を活用してサイトをリニューアルしました。費用は抑えられましたが、競合と見分けがつかない仕上がりになってしまい、問い合わせが伸び悩みました。AIはあくまで「道具」。自社の個性や地域性をどう乗せるかが、2026年のデザインの本質的な課題です。
改善ヒント: AIで作った素材やレイアウトを使う場合も、代表者の顔写真・地域の風景・実際の施工写真など「あなたにしかない素材」を必ず組み合わせましょう。オリジナリティが信頼を作ります。
ひと言メモ: AIが使えるからこそ、「人間らしさ」「地域らしさ」が他社との差になる時代になりました。
ポイント2:Core Web Vitalsの「INP」——表示が速いだけではもう足りない
GoogleはCore Web Vitalsの指標を更新し、「INP(Interaction to Next Paint=操作応答速度の指標)」が重要な評価基準になりました。簡単に言うと、「ボタンを押したとき、すぐ反応するか」を測る指標です。
熊本市内の学習塾サイトを運営するFさんのケースでは、ページの読み込み速度は問題なかったものの、「資料請求ボタン」を押してから次の画面に切り替わるまでに約1.5秒かかっていました。これはINPの基準(200ミリ秒以下が目安)を大きく超えており、途中で離脱するユーザーが相当数いたと推測されます。WordPressの場合、重いプラグインの整理やキャッシュ設定の見直しで改善できるケースがほとんどです。
改善ヒント: Googleの「PageSpeed Insights(無料)」で自分のサイトをチェックしてみましょう。INPのスコアが「要改善」になっていたら、使っていないプラグインの削除から始めてください。
ひと言メモ: 「速く表示される」だけでなく、「触ったらすぐ動く」。それが今のGoogleの合格基準です。
ポイント3:モバイルオンリー設計——スマホで見て「気持ちいい」が最優先

「スマホ対応はしています」という方でも、設計の発想がまだPC基準のままになっているケースは多いです。2026年、熊本・九州での地域検索の大半はスマートフォンからです。もはや「PCでも見られるスマホサイト」ではなく、「スマホで気持ちよく使えるサイト」を最初に作る時代です。
菊池市で飲食店を営むGさんは、メニューページをスマホで開いたとき、画像が横に切れたままでした。来店客に「メニューがよく見えなくて、結局来てから決めました」と言われるまで気づかなかったそうです。スマホ表示は「確認」ではなく「設計の出発点」にする必要があります。
改善ヒント: サイト更新やリニューアルの際は、まずスマホ画面で全ページを操作しながら確認する習慣をつけましょう。ボタンサイズ(44px以上が目安)、フォントの読みやすさ、問い合わせフォームの入力しやすさを重点的にチェックしてください。
ひと言メモ: スマホで快適に使えるサイトは、PCでも問題なく見えます。逆は成り立ちません。
ポイント4:Googleビジネスプロフィールの徹底活用——ローカルSEOの最短ルート

「熊本市 整体」「阿蘇 カフェ 犬連れ」——地域名を含む検索では、通常の検索結果より前に「マップ付きのリスト(ローカルパック)」が表示されます。ここに載るかどうかを左右するのが、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の充実度です。
熊本市中央区のネイルサロンを運営するHさんは、Googleビジネスプロフィールに施術写真を20枚以上追加し、口コミへの返信を毎回丁寧に行うようにしたところ、3ヶ月でプロフィールへのアクセス数が2.3倍になりました。ホームページへの流入も増え、新規予約の約40%がGoogleマップ経由になっています。
改善ヒント: Googleビジネスプロフィールの「投稿」機能を使って、週1回程度のペースで最新情報(お知らせ・キャンペーン・季節メニューなど)を発信しましょう。更新頻度が高いほど、検索での表示順位に好影響を与えます。
ひと言メモ: Googleマップは「もう一つの公式サイト」です。放置するのは集客機会の損失と同じです。
ポイント5:EEATに基づくコンテンツ——「誰が書いたか」が検索評価に直結する
GoogleはEEAT(経験・専門性・権威性・信頼性)をコンテンツ評価の中心に置いています。AIで大量生成されたコンテンツが氾濫する中、「実際の経験に基づく記述」への評価はさらに高まっています。
宇土市で税理士事務所を営むIさんは、「確定申告 熊本 個人事業主」を狙ったブログ記事を公開しました。最初は汎用的な内容でしたが、「熊本での農業所得の申告で注意すべき点」「阿蘇・天草エリアの民泊事業者向けの税務ポイント」など地域の実情に即した内容に書き直したところ、半年で検索流入が約3倍になりました。専門家の「実体験と地域知識」がGoogleにも読者にも刺さったケースです。
改善ヒント: ブログや事例紹介を書く際は、「誰が、いつ、どんな経験をしたか」を具体的に記述しましょう。著者プロフィール(顔写真・資格・経歴)をページに掲載することも、EEATの評価向上に直結します。
ひと言メモ: AIには書けない「あなただけの経験と地域知識」が、今のGoogleが最も評価するコンテンツです。
ポイント6:SNSとホームページのエコシステム——バラバラに運用していませんか?

Instagram・LINE・X(旧Twitter)でこまめに発信しているのに、ホームページへのアクセスが増えない——その原因は、SNSとホームページが「つながっていない」からかもしれません。SNSは認知を広げる場所、ホームページは信頼を深めて行動を促す場所、という役割分担を設計することが重要です。
合志市でパン屋を営むJさんは、Instagramで毎日パンの写真を投稿していましたが、予約はSNSのDMに頼りきりでした。サイトのトップページにInstagramのフィード表示を追加し、「オンライン予約はこちら」ボタンを目立つ位置に設置したところ、予約の仕組みが整い、Jさん自身のDM対応の手間も半分以下になりました。
改善ヒント: SNSの投稿には「詳細はプロフィールのリンクから」「ホームページで事例を公開中」など、サイトへの誘導文を定期的に入れましょう。LINEの友だち追加ボタンをホームページに設置することで、双方向の導線が生まれます。
ひと言メモ: SNSとサイトを「別々の看板」と考えていると、どちらも中途半端になります。つながってはじめてエコシステムが生まれます。
まとめ:どれか一つでも、今日から始めてみましょう
6つのポイントを読んで、「全部やらなきゃいけないのか」と感じた方——そんなことはありません。
まずはGoogleビジネスプロフィールの写真を追加するだけでも、PageSpeed Insightsでスコアを確認するだけでも、それが改善の起点になります。熊本・九州の地域ビジネスにとって、ウェブサイトは24時間365日働いてくれる営業担当。少しずつ手を入れるだけで、問い合わせの質と量は変わってきます。
「どこから手をつければいいかわからない」「今のサイトの何が問題なのか見てほしい」——そんなときはお気軽にご相談ください。難しい専門用語は使いません。熊本弁で話しましょう(笑)。
