「うちの店、なんとなくこの色にしました」――実はその”なんとなく”、お客さんの記憶に残るかどうかを大きく左右しています。看板もメニューもSNSも、色を決めるときに深く考えたことがないお店は意外と多いのではないでしょうか。
店名は忘れても、色は覚えている
ある調査では、ブランドの色を覚えていた人が81%だったのに対し、ブランド名を覚えていた人は43%にとどまったといいます。さらに消費者の85%が、商品やお店を選ぶときに色を主要な判断材料にしているというデータもあります。お客さんの記憶に残っているのは、店名よりも先に「色」であることが多いのです。
ひと言メモ:チラシやSNSの投稿を見返して、毎回バラバラの色を使っていないか確認してみましょう。

色ひとつで印象が変わった、玉名市の整体院の話
玉名市のある整体院は、開業時に緑を基調にした落ち着いた配色にしていましたが、「清潔感はあるが記憶に残らない」という声が続いていました。看板とロゴを温かみのあるオレンジ系に変えたところ、「通りかかって思い出した」という新規の問い合わせが増えたそうです。色は品質の印象だけでなく、”思い出されやすさ”にも直結します。
ひと言メモ:清潔感重視の青・緑系も良いですが、「記憶に残る一色」を意識的に足すのがポイントです。
色だけでなく、フォントも合わせて初めて”らしさ”になる
人吉市のある民宿では、球磨川沿いの落ち着いた雰囲気に合わせて藍色を選んだものの、看板の文字がゴシック体のままで「和の宿らしさが伝わらない」という課題がありました。色とフォントは必ずセットで考える必要があります。色だけ整えてもフォントがちぐはぐだと、世界観は完成しません。
ひと言メモ:色を決めたら、次はその色に合う書体を1つだけ選んで統一しましょう。

迷ったら、プロと一緒に「基準」をつくる
色もフォントも、経営者ひとりで決めると好みに偏りがちです。Yellow Jokeでは、業種やお客さんの年齢層、競合店の色使いを踏まえたうえで、ロゴ・名刺・看板・SNSまで一貫した配色の「基準」づくりをお手伝いしています。一度基準ができれば、その後の販促物はすべて同じ物差しで作れるようになります。
ひと言メモ:新しいチラシや看板を作る前に、まず自店の「基準カラー」を1色決めておくと迷いません。
